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ウェブページにおける著作権・肖像権侵害について

更新日:2004.04.02

皆さんの作っているウェブページは大丈夫ですか?

    次の各項目は著作権・肖像権に反する例です。

  1. 本や雑誌に出ている写真や絵をスキャナやデジタルカメラで取り込んでページに使う。
  2. インターネット上で他のウェブページに掲載されていた画像を使う。
  3. 漫画やアニメのキャラクターの絵を描いて掲載する。
  4. CD-ROMなどに入っている画像を使う。
  5. 新聞や雑誌,本,他のウェブページなどに出ていた文章をほとんどそのまま掲載する。
  6. 音楽データ(MIDI,MP3)を使う。
  7. 他の人のウェブページをコピーして使う。

  1. 本などに掲載されているものは,普通,著者と出版社が著作権を持っています。 掲載するためには,双方の許可とそれなりの費用が必要になります。
    あなたのページでアイドルが微笑んでいたりしませんか? それは『アウト』です。さらに肖像権も侵害しています。
    ちなみに「コラージュ」といった写真を加工する技法も, オリジナルの部分を利用しているので『アウト』です。
  2. インターネット上のページも,全てその作者に著作権があります。 勝手に画像をコピーして利用しないでください。
    ただし,インターネット上で「著作権フリー」と称して画像等を提供している場合は大丈夫です。
    ちなみに,コピーがダメならということで,その画像を直接URLで指定している場合がありますが, これも良いとは言えません。やはり,作者の許可が必要です。
  3. 自分で描いたのだから良さそうなものですが, 作者には,そのキャラクターの姿や性格などの特徴を作ったという権利があるので, 勝手に利用することはできません。
    キャラクターの名前を書く程度なら大丈夫でしょうが,キャラクターの イメージを損なうような記述はすべきではありません。
  4. CD-ROMの場合は,「ウェブページ素材集」のようなものに限り, 自由に使うことができます。ただ,ものによっては,利用するときに CD-ROMの製品名やロゴを同時に掲載するように指示している場合もあるので,注意してください。
  5. 新聞や本などの文章をほとんどそのまま引用することは,著作権にひっかかります。 内容を自分なりに噛み砕いて作文したものであれば問題になりません。
  6. 音楽情報は,ほとんどが著作権の対象になります。 一部,著作権が切れているものがあったりもしますが, 自分か知合いが作曲したもの以外は,避けてください。
    漫画のキャラクターと同じで,自分で演奏したものや自分でデータを作ったものでも, 著作権が有効な楽曲は好ましくありません。
    CDの音質をほとんど損なわないMP3や楽譜楽器情報であるMIDI等, いろいろな音楽データがありますが,全てダメです。
  7. かっこ良いページを見つけたら,マネしてみたくなるものです。 でも,そのまま利用するのはダメです。参考にする程度にしてください。

以上に挙げたのは,一例に過ぎません。
著作権についてもっと詳しく知りたい方は,著作権に関するQ&A(東京大学大学院 法学政治学研究科 大屋雄裕先生のページ)を参考にしてください。
神経質になる必要はありませんが, 常に著作権というものがあることは覚えておいてください。


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